このブログのページでは、音楽についての豆知識などレッスンであまりお伝えできないことを載せていきたいと思います。鷹栖徳子の個人的なブログもやっておりますので、そちらもぜひ、ご覧ください♪

たかすのりこのブログ

さて、記念すべき第1回目は「バイオリンの誕生について」です。バイオリンはいったいどのようにして誕生したのでしょうか?たとえば、〔ホルン〕のはじまりは、角笛(つのぶえ)。古代の人々が狩猟(しゅりょう)で獲った獣の角を吹いて楽器にし、それが狩猟時の信号用楽器として発達し、やがて今の形になった、など楽器には現在の形になるまでには様々な過程があるわけです。では、バイオリンは、どうだったのでしょうか?バイオリンのように弓で弦を擦って音を出す楽器を擦弦楽器(さつげんがっき)といいます。ちなみにピアノは鍵盤楽器であり打弦楽器に分類されます。バイオリンの発祥地である北イタリアでは十三世紀のはじめまで弓を使う楽器を知りませんでした。擦弦楽器の源はアジアでした。余談ですが、私は小学生の頃、国語の授業で『スーホの白い馬』という物語を習いました。モンゴルの伝統楽器である“馬頭琴”にまつわる感動的な物語です。馬頭琴も擦弦楽器になります。擦弦楽器の素晴らしさを知ったイタリアの人達は“ヴィオール”という擦弦楽器を作り始め1500年のはじめにはバイオリンの原型を作ったと思われています。こうしてバイオリンは1550年頃、北イタリアに誕生しました。誕生したときには、改造の余地のないほど完全な楽器に仕上げられていたそうです。ちなみに現存する世界最古のバイオリンはクレモナの製作家、アンドレア・アマティ(1535頃~1581)が1565年頃に作ったものといわれています。☆おしまい☆

こういった豆知識を知らなくても楽器は弾けますが、知ってるとより楽器を弾くことが楽しくなりますよね!!このブログのページに少しずつ豆知識を載せていきますので、ぜひ見てくださいね♬

✿鷹栖徳子✿